英語で歌っちゃうんだ

子供たちを連れて病院に行った

 

病院といっても、単なるニキビ

 

ボーイは甘いものが大好き

 

良くなったり、悪くなったりの繰り返し

 

車の中で、お姉ちゃんと2人好きなK-Popを聴いている

 

笑っちゃう位歌ってる

 

これが英語、20点の子なのかと思う位

 

流暢な英語で歌ってる

 

学校の先生は知らないだろう

 

こんなに英語を流暢に歌う子が

 

学年のビリにいるとは

 

お姉ちゃんも感心してる

 

勉強すれば、といいかけて

 

僕も口を挟む

 

学校の勉強で良さがなくなる

 

それな、と同意

 

現在完了形だの進行形だの

 

相変わらずそんなことばっかりやってる

 

誰も喋れない

 

ボーイが歌ったら

 

誰もが英語をしゃべれる子だと勘違いするよね

 

うちの勉強ができない子たちの怖さはこれ

 

学校では測れない

 

テストでは測れない

 

こんな時にまりちゃんのことを思う

 

まりちゃんも一緒

 

B型、左利きの感覚人間

 

天才

 

学校や社会では測れない

 

だって天才だから

 

凡人にはわからない、その凄さ

 

凡人ばかりの中で生きにくいだろうなぁ

 

いつも心配してる

 

まりちゃんに、事務仕事なんてできない

 

そんな誰でもできる仕事

 

まりちゃんには向いてない

 

やる必要もない

 

近くにいたらいつも言ってあげたい

 

失敗したらいつも言ってあげたい

 

まりちゃんの良さはそこじゃない

 

そうはいっても、ボーイも来年は受験生

 

天才だけでは通らない

 

最低限の事は教えてあげないと、と思う

 

君は天才だけど、とりあえず通過しなきゃいけない道があること

 

天才を発揮するのは、それから

 

日本からは天才が生まれにくいシステム

 

道を外れたらそりゃみんな海外に行くよね

 

まりちゃんが自分の実力を十分に発揮できる

 

そんな仕事が見つかることを願ってる

 

まりちゃんにしかできない仕事

 

そんな仕事が見つかることを願ってる

 

天才だから生きにくい

 

それを伝えたい

 

どうか、平凡な人たちが

 

誰でもできることを

 

できないことに落ち込まないでほしい

 

興味のないことに

 

できないことを落ち込まないでほしい

 

それが天才だから

 

こだわりの強さ

 

異常なほどの集中力

 

関心と無関心のギャップの激しさ

 

そのことが自分の強みなんだと知って欲しい

 

周りから見たら社会性なし

 

と言われても、めげないでほしい

 

天才には社会性なんてない

 

そのことを伝えたい

 

ボーイにもまりちゃんにも