心臓バクバク、ヤバい見れない、期待はしてるよいつだって会えたらいいなって、もし会えたらニコッ笑って小さく手を振ってなんて想像はしてたよ、でもさ、きっとそんな日来ないと思ってた、だって来ないじゃん普通
ひとつ席を空けて、すぐ隣にまりちゃんがいる
ネイルも、髪も、見慣れたもの
一緒だよ
いままで何度も見てきたもの
何度も妄想してきたシチュエーション
現実になるなんて
横を見ることもできない
まりちゃんが席を立って仕事に向かう
スニーカーなんだ
かわいい
席を立った後もバクバクが止まらない
まりちゃんがいた席
とりあえず店に予約の電話だ