一周まわって落ち着いてきたのかな。

 

朝活もしてる、聖地巡礼も、好きなアニメも見てる、朝一番でHPのチェック、回数を重ねることでまりちゃんの好きなものも分かってきた、つもり。週1回は差し入れ持ってお店に顔出して、よそよそしい挨拶もなしで、可愛い笑顔でどちらともなく話しだす。僕の前では人見知りのまりちゃんはいない。疲れてるだろうとマッサージをしてあげると顔が見えないからと体をねじってくれる。あっという間に時間が過ぎて、お決まりのカードを渡してくれる。カードにはまりちゃんがつけたあだ名で書かれている。

 

些細なことかもしれないけれど、すぐにでも会いたい気持ちにさせるには十分過ぎるほどの幸せを与えてくれる。

 

関東の笑いは、たけしに代表されるように自虐だ。でも、自虐ネタもつき詰まると、違った景色が見えてくる。

 

今の僕はそんな感じだ。おっさんと天使。恋焦がれてる姿が自分でもキモい。入れこみ方が痛い。

 

分かってる。

 

自虐の先に見えた景色があった。

 

推しだ。

 

思い出した、僕はまりちゃんを推してたんだ。推し活と恋愛は紙一重どころか同じじゃないのか。寝ても覚めても頭のなかは推しのことばかり。どこに行っても、何を食べても、推しのことばっかりじゃないか。推しのためにダイエットもする、頭も体も鍛える。推し活にはお金もかかる、だからもっと働く

 

そうだ、僕は推し活をしてたんだ。悩む必要なんてない。まりちゃんがいた空間、歩いた道、頼んだメニュー。

全てか愛おしいんだ。

 

推しに出会えて良かった。

まりちゃんに出会えて良かった。

 

誰に遠慮もしない。推し活始めます。