いい人

宣材写真というか、ホームページの写真を見ても何かピンと来ない。もちろんモザイクがあるからなんだけど、写メ日記は口元だけ隠れてて、これも違う。

 

お店に行った時に、写真指名をしたことがないから、写真を見たことがないと言ったら、そうだよね、かなり盛ってる、と笑ってた。

 

最近気づいたんだけど、その違和感でお店に足を運んでるのもあるんだと。もちろん会って話したり、笑顔を見たい、もちろんそうなんだけど、ホームページを見ててもなぜかホッとしない。むしろ、じっとしてられなくなる。実物をみて安心したいのだ。

 

前よりも少しだけど顔を思い出せるようになった。その顔は写真とは違って、もっと柔らかくて人懐っこい。写真のようなお人形さんのような顔じゃなくて、もっと親近感がある。口を尖らせたり、ほっぺを膨らませたり、イタズラっぽく笑ったり。

 

実物の方がいい。

 

それは正直な気持ちだ。

 

まりちゃんは普段は眼鏡をかけてるらしい、メガネ姿きっと好きだと思う。そう、20代のあどけなさがあっていい。美人じゃなくていいんだ。まりちゃんは十分美少女なんだから。

 

そうやって、いろんなことを冷静に考えてみる。ずっとのぼせっぱなしだったから、少しだけで時間をおいてみる。親しみが湧くほど、要求も多くなってしまう。友達のように感じているが、友達じゃない。歳の離れたおっさんだ。願望は口に出したらいけない。

 

もう少し我慢したら会いに行こう。

 

冷静になれる時間が必要だ。

 

今度行く時は何を差し入れよう。最近眠れないと言っていたから、快眠グッツがいいかな、実はもう考えている。今日は無印にお目当ての品を見に行こう。大人のプレゼントに無印はいい。嫌いな人いないからね。

 

そうやって、陰で支えてあげよう。いい人だったな、でいい。欲しがっちゃいけない、年取ってもかっこいいおやじでいよう。

 

離婚して、いい人ぶって後悔もしてる。

 

また、いい人ぶってる。

 

損な性分

 

しょうがないよな、それが僕なんだな

 

あー、しんど